Resione G217 クリアタフレジンを試した感想
最近光造形式の3Dプリンタを買っていろいろ遊んでいるのだが、レジンによってかなり勝手が異なることがわかってきたので、自分用の備忘録もかねてレビューを残すことにした。
ということで今回はこちら(Amazon広告)のResione G217というレジンについての軽いレビュー。
はじめに・免責事項
- 本記事はAmazon広告を含んでいます。
- 本記事はあくまでも筆者が使った範囲での感想であり、条件によって色々変わってくるかと思います。
- 特に筆者は3Dプリンターを導入してまだ日が浅いため、あくまでも参考程度に読んでいただけますと幸いです。
Resione G217 概要
- 透明なタフレジン
- 有孔ボード用の小物入れを作るために購入 完成品は無印良品のポリプロピレン収納のようなクリアスモークを想定している。
良かった点
丈夫
タフレジンというだけあって、思いのほか強度がある。具体的には自分は木製と金属製の両方の有孔ボードをサポートするため、ピンの根本かなり細くなっているのだが、こんな細い部分でもかなり力を入れないと折れなかった。少なくとも耐荷重は(大して重いものを置くものではない)有孔ボード用としては申し分ないと思う。
見た目
そのままでもきれい。とくに自分は完全なクリアよりも曇っているほうが好みなので、そのままでも悪くない 後処理で透明にもできるらしいが試していない
ビルドプレートからはがしやすい
筆者が試してきたほかのレジン(Resione K+やResione F39)と比べ、ビルドプレートから剥がすのが非常にかんたん。 そうなると逆にビルドプレートからの脱落が気になるが、自分が試している限りでは標準のサポートで脱落などもなく問題なく印刷できている。
悪かった点
サポート周りが太る(おそらく透明レジン共通の問題)
透明のレジン全般と思われるが、下からの紫外線が上に抜けてしまいう。結果として、特にサポートの間にたまっているレジンを固めてしまうらしく、サポート周りが太ってしまう。具体的には有孔ボード用のピン自体が太ってしまい、有孔ボードに入らなくなってしまったり。(これに関しては強度の問題からそもそもピンを上側にするべきではないというのはあるが。)
この画像は前述の有孔ボードのピンの失敗例、同じ設計のピンなのだが根本の溝が完全に埋まってしまった。
時間経過で曲がる(二次硬化不足?)
2.5mmで印刷、硬化すると結構曲がってしまった。
両面が均等に硬化していないのか、均等にやるとして、光が透けてしまうと秒数は向きに応じて調整したほうがいいのか、二次硬化も透明ゆえに設定に悩む
まとめ
- 強度については申し分ない。
- このレジンに限らず、透明なレジンは扱いが難しいっぽい。