スマホで浪費する時間を減らすため、GPD Pocket 3を買う
初めに
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経緯
一年前、MacBookAirを買った。 目的は寝起きや通勤中の無駄なネットサーフィンを減らし、ブログ書くなどの生産につなげるためだった。
そして今、依然としてその目的は達成できず、相変わらずだらだらとスマホで時間を浪費している。
考えてみれば、そういった寝起きのベッドの上に横になった状態で、あるいは通勤中に立った状態で使うには、ノートPCはまだ大きすぎた。 スマホ代わりにするには、少なくとも片手で持てるくらいには小さくないと。
ということで、GPD PocketというA5サイズの小型ノートPC1を買った。
GPD Pocketについて
公式曰く
小さなフットプリントに求められるすべての機能を詰め込んだ新スタンダードUMPC
とのことで、A5サイズの筐体に(このサイズにしては)使いやすいキーボード、タッチ、スタイラス、サーバー管理向けのKVM機能と思いつく機能を一通り詰め込んだロマンあふれる機器となっている。
スペックも2種類あり、低消費電力のモデルに加えCore7搭載のハイスペックなモデルがあり、ゲームなどの負荷の大きなことも可能だとか。
買ったもの
購入の決め手となったのは以下
- A5サイズである
- A5のノートを常用した経験上、A5はデスク上においても置き場所に困らない。
- 片手で安定して支えられる。
- 両手でタイピングするならこれが最小のサイズとおもう
- 標準に近い感触のキーボード配列
- 文字のキーに限れば通常のキーボードと同じで両手での入力がしやすい。
- 配列は独自ではあるが、単に位置が違うだけなら許容範囲2
- ストラップ穴
- 地味だが非常に大きなメリット。うっかりな自分にとって、手が滑ってもOKという安心感は大きい。
- スタイラス対応
- 時々絵が書きたくなるので。
- Linuxの稼働報告あり
- Pro editionでは音声に問題があるとのこと。
- KVM機能
- アマチュアとはいえ、サーバー管理者としては魅力的な機能。
- 3Dのゲームを動かせるスペック
- ゲームをやる予定はないが、時々3Dモデリングをやりたくなるので、ある程度グラフィック性能はほしい
- 今のところ評判はよさそう
- 特にヒンジの強度は気になるところだったが、発売から半年たって評判は落ちていない辺りある程度信頼してよさそう。
1か月ほど使ってみた感想
サイズ
- 通勤電車内で使うという用途については期待通り。
- 場所を取らないので、キーボード前においてデスクトップと併用したりとサブ機としては非常に小回りが利いて理想的。
電源回り
- デフォルトではかなり熱がありファンもうるさい
- 省電力モードであれば静か。バッテリーの持ちを考えても、省電力モードのままのほうがよさそう。
- バッテリーについても、自分の用途であれば問題ない(省電力モードであれば)
- 通勤中にやオフィスで計2時間使用(さらに蓋を閉じた状態で10時間)で、帰宅時に半分以上残ってる
Linux
- 標準のUbuntuにGPD Pocket設定用のスクリプトを実行するだけで、スタイラス以外は問題なく3使えている。(詳細な初期設定は別記事に書く予定)
- スタイラスについての挙動は怪しいが、これについてはある程度想定内。4
- Archwiki曰く、スリープはできないとのこと、やるならハイバネーションの設定が必要。今のところそれでも画面を閉じていればバッテリーの消費は少なく済んでいるので様子見。
- 画面が小さいかつ高解像度なため、スケールの調整は必要
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この手のPCはUMPC(Ultra-Mobile PC)というジャンルになるらしい ↩︎
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JISキーボードとUSキーボードのように、shiftと組み合わせて打つ記号が変わるのと比べれば十分わかりやすい。 ↩︎
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特にSurface Go では無線モジュールがパッケージ外の物を持ってくる必要があったり、スリープの復帰で失敗したりと普通に動かすのにかなり手間取った思い出。 ↩︎
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そもそもスタイラス対応のノートPCにLinux入れるのは3回目だが、期待通り(少なくとも外付けのWacomのスタイラス程度に)動いたためしがないの。逆に言えばハード固有の問題ではなく、後は設定で何とかするというものなのかもしれない。 ↩︎