OB ヘッドをメイクする

ドール沼というとどんどん増えるイメージだったが、幸か不幸か、自分の場合は1/3サイズのドールを一体お迎えして以降、特に買い足したりはしていなかった。

しかし、問題もある。1/3サイズだととてもじゃないが気軽には持ち運べないのである。と言うことで以前からその子のポータブルな分身、子機的な1/12サイズのドールを作りたいと考えていた。

先日とうとうメイク教室に参加し、自分でもできそうな気がしたので、早速本命の1/12サイズのヘッドでメイクをやってみた。

注意事項

使ったもの

ヘッド

メイク用の画材

その他の工具

撮影用のパーツ・衣装など

準備

ヘッドのバリ取り

ヘッドにばりがあるのでデザインナイフで削る。

バリ取り前の写真

まぶたの縁もかすかにバリがあるので、デザインナイフの背で削る。

削った後はこんな感じ

バリ取り後の写真 正面

バリ取り後の写真 横

トップコート 1回目

一度トップコートをふく。こうすると、後でメイクをやり直す時に絵の具を落としやすくなるのだとか。

メイク

明色

明るいレイヤーをメディウムで薄めたローシェンナで塗っていく。まつ毛眉を広めに塗る。

light-layer

中間色

次に薄めたバーントシェンナを塗っていく。

中間色を塗った後

暗色

最後に、薄めたバーントアンバーで濃いところを塗る。

暗い色を塗った後の画像

ちなみに眉毛は困り眉になりすぎていたので描き直した。まだ薄い気がするし、微妙に左右対称になっていないがこれ以上詰めるとキリがないので妥協する。

トップコート 2回目

パステルのノリが良くなるよう、一度トップコートを吹く

一度近くでやりすぎてヘッド表面がざらざらになったり、後ろにあった鏡が曇ったり、ミスはあったが、幸い溶剤でさっと拭いてリカバーできた。

パステルで仕上げ

使ったパステルはレンブラント ソフトパステル ハーフサイズ 30色のうちの一つ。セット品で正確な色名はわからないので写真載せておく、これの飛び出しているのが使った色。

パステルの写真

ちなみにパステルの上にあるのはトップコート乾燥中のヘッド

パステルをパレット?に擦り付けて粉にし、筆を使って頬に擦り付けていく

パステルとふでとトップコート乾燥中のヘッドの写真

白い軸の筆はパステル用にかったが使わなかったもの。 これは大きすぎたので、日を跨いですでに乾いていた、絵具と同じ面相ふでを使った。

パステル後の写真がこちら。

パステル後の写真

乾く前なら簡単に拭ってやり直せる絵具と違って、粉上のパステルは拭き取るのが難しかった。左右を合わせるためには基本的に薄い方に上塗りすることになるので、濃くなりがちな気がする。 実際濃くしすぎたと思うのだが、写真だとそうでもないのでセーフとしよう。

トップコート3回目

パステルが落ちないようにもう一度トップコートを吹く。

これで完成!

試着

ピコニーモDとの接続

1/12サイズのドールといっても色々あるが、個人的にはアゾンのリルフェアリーのデフォルメ具合が好みだったので、これに使われているピコニーモDを試す。

ピコニーモDの首はソフビ用とフィギュア用の2種類付属している。 ソフビ用は下の写真のように返しがついており、ソフビではないOBヘッドには取り付けられない。

太い方の画像

とはいえ首の穴の太さ自体はソフビのオビツ11互換のはずなので、返しを削ればつけられるのではとおもい、早速ためす。

適当にデザインナイフで削ってやすりで鳴らしたのが以下。ガタガタだがどうせ隠れるので問題ない。

削ったあとの写真

入れることはできたが、今度はぶかぶかだった。本来対応しているオビツ11ボディは穴の周囲を上下から挟み込む構造になっているので、こうやって軸と穴だけで直接固定しようとするのがそもそも間違いなのだろう。。

目の仮止め用に使っているひっつき虫でついでに首も補強することでとりあえずさっと写真を撮れる程度には仮止めできた。。

頭の中の写真

引っ付き虫は樹脂を溶かす可能性があるのでグルーガンなどに置き換えるべきらしい。しかし今は持っていないので今回はこれで。

撮影

ということで手持ちのアイと未カットのウィッグを着けて適当な服を着せたのがこちら。

完成写真1

頭が縦に長い気がするが、それ以外は(個人的には)いい感じに見える。

べつのウィッグだとそこまで違和感ないから、ヘッドとボディのバランスは(個人的には)問題なさそう。あとは髪をちゃんとセットすればいい感じになりそう。

今後の計画