OB ヘッドをメイクする
ドール沼というとどんどん増えるイメージだったが、幸か不幸か、自分の場合は1/3サイズのドールを一体お迎えして以降、特に買い足したりはしていなかった。
しかし、問題もある。1/3サイズだととてもじゃないが気軽には持ち運べないのである。と言うことで以前からその子のポータブルな分身、子機的な1/12サイズのドールを作りたいと考えていた。
先日とうとうメイク教室に参加し、自分でもできそうな気がしたので、早速本命の1/12サイズのヘッドでメイクをやってみた。
注意事項
- ドールの生首画像があります
- 以下の事情から写真の色味がバラバラです、色味については参考程度で見ていただければと思います。
- 日を跨いでいること
- 家の照明の色が可変式なこと
- うまく撮れなくてカメラの設定を色々試してること
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使ったもの
ヘッド
- OBドールヘッド E-03 『SIMPU』 レジンキャスト 組立キット ホワイティ
- オビツ11サイズの入れ目ヘッド。
- 顔、特に目のバリエーションが豊富で、このSIMPUはジト目よりなのがストライクだった。
メイク用の画材
- 筆: タミヤ モデリングブラシ HF 面相筆 極細(Amazon)
- 中間色: リキテックス ソフト バーントシェンナ(Amazon)
- 暗色:リキテックス ソフト バーントアンバー(Amazon)
- 明色: リキテックス ソフト ローシェンナ(Amazon)
- 頬用のパステル: レンブラント ソフトパステル ハーフ 30色セット(Amazon)に入っていたうちの赤っぽいやつ(多分 372-5 パーマネントレッド)
- 絵の具の薄め用: リキテックス スロードライメディウム(Amazon)
その他の工具
- バリ取り用のデザインナイフ: タミヤ クラフトツールシリーズ No.40 モデラーズナイフ(Amazon)
- 艶消しのトップコート(メイクの保護、パステルの下地用): GSIクレオス Mr.スーパークリアー UVカット つや消し スプレー 170m(Amazon)
撮影用のパーツ・衣装など
- ボディ: ピコニーモD 手足小 女の子
- 衣装:
- ドールアイ: オビツ 尾櫃瞳(オビツアイ) Gタイプ 8mm グリーン
- アイ、ヘッドの固定: 引っ付き虫(Amazon)
- ウィッグ:
- 黒髪 ショート(具体的な商品名、ブランドは忘れた、アキバのアゾンで買った)
- パラボックス 10cm頭囲(4インチ) 耐熱 カット無ロングストレート ワインレッド
準備
ヘッドのバリ取り
ヘッドにばりがあるのでデザインナイフで削る。
まぶたの縁もかすかにバリがあるので、デザインナイフの背で削る。
削った後はこんな感じ
トップコート 1回目
一度トップコートをふく。こうすると、後でメイクをやり直す時に絵の具を落としやすくなるのだとか。
メイク
- 教室で習った通り、明るい色を広く塗り、上から暗い色を狭く塗っていくことで自然なグラデーションになるようにする
- 絵の具はメディウムで薄める
- 今回は3色使っている
これは最初からそのつもりだったわけではなく、暗色のつもりで使っていた色が思ったより薄かったためため、急遽より濃い色を追加した結果だったり。 - 作業時間はトータルで5時間ちょっと
基本的に各工程を1日1時間くらいでやっていた
明色
明るいレイヤーをメディウムで薄めたローシェンナで塗っていく。まつ毛眉を広めに塗る。
中間色
次に薄めたバーントシェンナを塗っていく。
暗色
最後に、薄めたバーントアンバーで濃いところを塗る。
ちなみに眉毛は困り眉になりすぎていたので描き直した。まだ薄い気がするし、微妙に左右対称になっていないがこれ以上詰めるとキリがないので妥協する。
トップコート 2回目
パステルのノリが良くなるよう、一度トップコートを吹く
一度近くでやりすぎてヘッド表面がざらざらになったり、後ろにあった鏡が曇ったり、ミスはあったが、幸い溶剤でさっと拭いてリカバーできた。
パステルで仕上げ
使ったパステルはレンブラント ソフトパステル ハーフサイズ 30色のうちの一つ。セット品で正確な色名はわからないので写真載せておく、これの飛び出しているのが使った色。
ちなみにパステルの上にあるのはトップコート乾燥中のヘッド
パステルをパレット?に擦り付けて粉にし、筆を使って頬に擦り付けていく
白い軸の筆はパステル用にかったが使わなかったもの。 これは大きすぎたので、日を跨いですでに乾いていた、絵具と同じ面相ふでを使った。
パステル後の写真がこちら。
乾く前なら簡単に拭ってやり直せる絵具と違って、粉上のパステルは拭き取るのが難しかった。左右を合わせるためには基本的に薄い方に上塗りすることになるので、濃くなりがちな気がする。 実際濃くしすぎたと思うのだが、写真だとそうでもないのでセーフとしよう。
トップコート3回目
パステルが落ちないようにもう一度トップコートを吹く。
これで完成!
試着
ピコニーモDとの接続
1/12サイズのドールといっても色々あるが、個人的にはアゾンのリルフェアリーのデフォルメ具合が好みだったので、これに使われているピコニーモDを試す。
ピコニーモDの首はソフビ用とフィギュア用の2種類付属している。 ソフビ用は下の写真のように返しがついており、ソフビではないOBヘッドには取り付けられない。
とはいえ首の穴の太さ自体はソフビのオビツ11互換のはずなので、返しを削ればつけられるのではとおもい、早速ためす。
適当にデザインナイフで削ってやすりで鳴らしたのが以下。ガタガタだがどうせ隠れるので問題ない。
入れることはできたが、今度はぶかぶかだった。本来対応しているオビツ11ボディは穴の周囲を上下から挟み込む構造になっているので、こうやって軸と穴だけで直接固定しようとするのがそもそも間違いなのだろう。。
目の仮止め用に使っているひっつき虫でついでに首も補強することでとりあえずさっと写真を撮れる程度には仮止めできた。。
引っ付き虫は樹脂を溶かす可能性があるのでグルーガンなどに置き換えるべきらしい。しかし今は持っていないので今回はこれで。
撮影
ということで手持ちのアイと未カットのウィッグを着けて適当な服を着せたのがこちら。
頭が縦に長い気がするが、それ以外は(個人的には)いい感じに見える。
べつのウィッグだとそこまで違和感ないから、ヘッドとボディのバランスは(個人的には)問題なさそう。あとは髪をちゃんとセットすればいい感じになりそう。
今後の計画
- ウィッグのカットとセット
- グルーガンでのアイと首の補強